生産管理

■ サプライチェーンマネジメント(SCM)の構築、見える化

 経済産業省『ものづくり白書2021』にある下図が全体のイメージを良く表していると思います。企業の活動の多くを含んでおり、あまりにも要素が多いことから、どこから手を付ければ良いのか、ということになりがちです。まずは、全体を俯瞰し、優先順位を付けて重要なところから始めれば良いかと思います。得意なところは自社にて対応し、そうでないところは、様々な外部の力を使って網羅していきます。そして、多くの人と情報を共有し、責任と権限を委譲して、みんなで進めていけば良いのです。そのための大きな骨格が、経営理念やビジョンと考えます。

■ PDCAと問題解決

 大きな構想のイメージができたら、具体的な計画に落とし込んでいきます。計画を議論、共有した後、実行していきます。計画には定期的なマイルストーンと目標値を置き、評価、見直しをしていきます。結果が出れば、別の業務に展開したり、次期の計画にフィードバックしていきます。いわゆるPDCAを回していくことが基本となります。個々の活動は、できるだけ見えるようにし、関係者と共有した上で、優先順位を付けて取り組みます。QCDの視点で整理するのも一つの有効な手法です。