考え方のベースとなっている知識は変えられるのか

 SBI証券などが株式の手数料をゼロにするという記事を読んでいると、SBIホールディングスの北尾社長は3年前からその考えを示しているということでした。下記サイトにその記事(動画)がありますが、手数料ゼロの話以外もお話されることの多くに共感できるところがあり、思わぬ発見でした。

https://digital-shift.jp/dx_strategy/201215

https://digital-shift.jp/dx_strategy/201222
 北尾社長の考え方のベースには、中国古典があり、49歳で天命を知ったとのことです。そして、SBI大学院大学を創設し、人間学を重視しながら後進を教育されている。
 私が自分を振り返った時に、影響を受けた人物を、孔子、松下幸之助、スティーブン・コビー、の3人と考えましたが、同じようなところに考え方のベースがあるから共感できることが多いのだと思います。
 コンサルティングをする時、細かなテクニックを要望され提供することが多いですが、本当は考え方のベースに共感を持って欲しい、と考えているのだと思います。そうすると、様々な施策に、一貫性や全体俯瞰の考え方が出てくると考えます。ただし、それぞれの人には、当然長年培ったそれぞれの考え方のベースがある。そういうものを簡単に変えられるのか、そもそも変えて良いのか、ということが問題になるのかと思います。今後もその問いについて考えていきたいと思いますが、ひとまず、知識を短時間で得られてそれぞれの人が自分の考え方のベースに入れるのかどうかを選択できる、そういう活動を続けていきたいと考えています。